2019.03.25 ”最高の座り心地”に隠された秘密とは?ソファの中身、お見せします。

ソファの座り心地の違いは、見えない部分に隠れています。
 
アイラーセン社はソファの品質を常に最高水準に維持する為に、
ソファに最適な上質の素材を選ぶことから始めています。
常に世界のマーケットに目を向け、
そして先進的な技術開発の為に絶えず努力を続けています。
120年以上もの経験が、品質や座り心地、
そして耐久性を保証しているのです。
 
今回は、アイラーセンのソファに隠された
”最高の座り心地”の理由に迫ってみたいと思います。
 


 

BIG CARLTON SOFA

フェザーをふんだんに使用しながらも柔らかすぎず、
しっかりと身体を包んでくれる、クラシックなソファです。
丸みがありどっしりとしたフレームである一方、
アームの高さを低くすることでスッキリとした
印象を生み出しています。
当ホームページでの人気記事
「勝手に!腰痛にいいソファランキング」
では、堂々の1位にランクインしました。
 


|ソファの中身

 
座り心地が良いって言うけど、
このソファの中身ってどうなっているんだろう??
そこで、実際に切ってみた姿がこちらです↓

ソファの断面図ってなかなか見ないですよね。
これもアイラーセンの品質に対する自信の表れです。

(多くのメーカーは、ソファの中身を見せたがりません)

 
01.ダウントップクッション
座り心地に大きな影響を及ぼす、
最表層のクッションにはグースダウンとフェザーが
使われており、芯材のポリウレタンフォームの上に
敷き詰められています。
羽毛はソファのクッションとして最適な復元性、耐久性、
吸湿発散性を備えており、安定した座り心地を実現します。
中の羽毛がはみ出ないように、目の細かい麻布製のカバーで
覆われており、ダウンの偏りを防ぐ為に
内部で分割されています。
 
02.シート
ポリウレタンフォームをサンドイッチ状に重ね、
伸縮性のあるコットンのネットで包むことで、
いつまでも美しい形状と弾力性を維持することができます。
 
03.シート下部
フレームの木材部分の上張りには、
比重の高い耐久性に富んだポリウレタンフォームを
使用しています。圧縮されたフォームが、座った時の
心地よい弾力と、適度なシートの硬さをつくり出しています。
 
04.フレーム内部
ソファの土台とも言えるフレームの内部は、
座り心地の基礎となる重要な部分です。
ここには優れた耐久性と適度な弾力性を持つS字バネが
採用されています。独特の形状をしたこのバネが
適度にたわむことで、あらゆる姿勢に快適かつ静かに対応します。
 
05.クッションの内部カバー
フェザーの先が表面に突き出ないように、
カバーには目の細かい麻布を使用し、
さらに羽毛の偏りを防ぐ為に内部で分割されています。
 
06.背クッション
背クッションの中材にはグースダウンとフェザーを
採用しています。羽毛はソファのクッションとして最適な
復元性、耐久性、吸湿発散性を備えており、
安定した座り心地を実現します。
お手入れの際はクッションの中材を干して湿気を取り除き
軽く振ってください。メンテナンスを繰り返すことで、
より長く心地よくお使いいただけます。
 
07.フレーム表層
ソファ本体の背の部分には、高品質なファイバークロスを
使用しています。圧縮された繊維は弾力性に富み、
座ったときはダウンのように柔らかく、へたりにくく丈夫です。
 
08.フレーム
フレームには無垢のパイン材を使用しています。
正確にカットされた木材を接着剤とダボを使って組み上げた、
耐久性の高さが特徴的です。
年月を経ても安定した座り心地を維持します。
 


|こだわりのパーツ

 
アイラーセンは細かいパーツや部材にも妥協しません。
細かな部分へのこだわりが、ソファ全体の高いクオリティに
繋がっているのです。
 

■フレーム
ソファフレームの基本構造には無垢のパイン材を使用。
自社で原木を仕入れ、ソファに合わせて製材します。
 

■フレーム2
ソファの側面を構成するのは木製のボード。
構造を支えるとともに、外からの衝撃にも耐える強度を持ちます。
 

タッカー
レザーの張り込みなどに使用するタッカー。
職人が手早く正確に打ち込み美しく仕上げます。
 

■Sスプリング
アイラーセンの深い座り心地を支えるドイツ製のSスプリング。
デザイン・サイズに応じて多くの種類を揃えています。
 

■フック
Sスプリングの固定に使用する、同じくドイツ製のフック。
座った時の軋む音が出ないように工夫しながら丁寧に固定します。
 

■ダボ
フレームの接合にはビーチ無垢材のダボを使用し、
丁寧に職人の手で組み上げてゆきます。
 

■接着剤
環境にも配慮された接着剤。適切な塗布量も
ソファの耐久性には重要な要素です。
 


 
最高の座り心地を追求するアイラーセンのこだわり、
いかがだったでしょうか?
10年座ってもほとんど座り心地が変わらない秘密は、
シートの中に隠れていました。
 
ちなみに今回ご紹介したビッグカールトンではありませんが、
店頭には人気モデル「ストリームライン」の断面サンプルが
ございますので、実際に中身を見ていただくことができます。
 
”最高の座り心地”を、ぜひ店頭にてお試しください。
 
 

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|追い求めるのは”最高の座り心地”。120年以上続く、アイラーセンの歴史。
|古いソファが新しく生まれ変わるまで。ソファの修理工場へ行ってきました。

 

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