2019.08.16 アイラーセンの社長がACTUS宇都宮店に来店!

アクタス宇都宮店にて、デンマークを代表するソファ、
アイラーセン社の社長Mr.アンダース・J・アイラーセンをお迎えし、トークショーを開催しました。

 

当日は、スタッフをはじめ、一般のお客様やコーディネーターさんなど、沢山の方々にご参加頂きました。

 

Q.まずは、改めてアイラーセン社の創業について教えてください。

アイラーセン社は、1895年にデンマークで設立し、馬車の製造をしていました。
現在でも、原点でもある『馬車』をロゴマークにしています。

馬車製造の後は、バスの製造を始めました。内装は全て木製でした。
当時から、木を使った職人の技術を大切にしていたからです。
そして、バスの製造技術を活かし、1970年代に家具の製造を始めました

 

Q.当時はどんな家具を造っていたんですか?

1935~1969年はクラシックな家具を、1969~1979年は近代的なデザインへ変わっていきました。コーナーソファのはしりとも言えるシステムソファもつくりました。

 

Q.今はどんなデザインが人気ですか?

ソファは、ファッションの様に様々なバリエーションを展開しています。
トレンドだけではない、永く使ってもらえるソファをつくっています

張地は柔らかい手触りのものが人気です。
例えば、今はベルベットなどがトレンドです。新生地の『soft』様な。
カラーは、ニュートラルカラーにクッションで色を加えるのがヨーロッパでは人気です。

アイラーセンのソファは、父がデザインしています。父は80歳になった今でも、週7日働いているんです。

デザイナー:Jens Juul Eilersen

 

Q.アイラーセンの工場と主要取引国を教えてください。

現在工場は、スロバキアと中国にあります。日本に届けられるソファは中国工場で造られています。従業員数は、約300名です。
主要取引先は、北欧・アメリカ・日本・シンガポール・カナダなどです。

 

Q.商品開発する上で重要視していることはありますか。

デンマーク人は、家具の中でソファが一番重要だと考えています。
それは、長い時間過ごす場所だから。
デンマークでは、10~15年使用したソファは、子どもたちへ受け継がれます。
永く使うためにも、素材選びはとても重要です。

素材は、時代の変化に応じて、常に良いものを探し求めています。
中のパーツは色んな国から取り寄せた、最高品質のパーツを使用しています。
日本からも取寄せているパーツがあるんですよ。YKKのファスナーです。

そして、アイラーセンのソファは、デンマークの品質基準検査を受けています。

※デンマークには、家具の素材やその入荷手順、製造工程、完成品の品質すべてにおいて、厳密に検査し提携企業に働きかけるDFQC(ダニッシュ・ファニチャーメーカーズ・クオリティ・コントロール)という公的検査機関が存在します。

あと、お客様からのご意見も大切にしています。
お客様の声から生まれたサイズ展開もあります。

 

Q.ソファの選び方を教えてください。

ソファ選びは、【心地よさ】・【ダウンとウレタン】・【張地】・【どう座りたいか】です。
店頭でソファを試す際は、ジャケットを脱いで、普段使いをイメージしながら座ってください。座るのではなく、『暮らす』。ソファと一緒に暮らす事をイメージしてください。

あと、重さも重要です。良いソファは中身が詰まっているから重いんです。

クッションにダウンを使用している理由は、柔らかく、体に添ってくれるからです。
ダウンは湿気を吸いやすいので、時々カバーの中を開けて空気に触れさせてあげる事が大事です。

 

Q.ご自宅ではどのソファを使っているんですか?

自宅では、COCOON(コクーン)とGATSBY(ギャツビー)を使用しています。
家のソファは頻繁に変えています、、、それが仕事ですから(笑)

COCOON

GATSBY

 

Q.最後に、アイラーセンは今後どんなソファづくりを目指していますか?

アイラーセンは、世界で最も座り心地の良いソファを目指しています。
アイラーセンは、『デンマークの家具』ではなく、『アイラーセンの家具』なのです。

 

今回は、ソファへのこだわりとソファ選びについて、分かりやすくお話しして頂きました。
アイラーセン社長、貴重なお話ありがとうございました。

皆さんも、これから一緒に『暮らす』家族のような存在のアイラーセンソファを選びに来ませんか?

 

 

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