INFORMATION

WEB MAGAZINE

SHOP

ABOUT

SERVICE

BRAND

PROFESSIONAL

STYLE LABO

CONTACT

  • INFORMATION
    お知らせ・特集
  • WEB MAGAZINE
    コラム・読みもの
  • SHOP
    店舗情報
  • PROFESSIONAL
    法人のお客さま
  • STYLE LABO
    新築・リノベーション
  • ABOUT
    スタイルについて
  • SERVICE
    サービス
  • BRAND
    取扱ブランド
  • CONTACT
    お問い合わせ
  • STYLE instagram
COLUMN

2025.05.30| COLUMN 
工場見学レポート|曲木家具の最高峰「秋田木工」へ

 

三島家具にて販売している「No.202スツール」でも知られる秋田木工。

今回、このスツールがどのようにつくられているのかを見学するべく、秋田県湯沢市に工場を構える秋田木工をスタッフ数名で訪れてきました。

 

 

案内してくれた人

秋田木工管理部 主任 藤川さん

 

 

 

 

工場内は帽子の着用が必須なので、帽子をお借りして工場内へ。

 

 


 

 

|木材の選定と乾燥

 

 

まず案内されたのは、材料の選定と乾燥の工程を行う屋外部分。

主に使用されているのはブナ材で、天然乾燥を行なっていました。

 

 

 

製造の過程で生まれてしまう端材をを機械で燃焼し、発生した蒸気を曲木加工のスチームに利用しているそうです。

「うちでは木材を無駄にすることはありません」という藤川さんの言葉が印象的でした。

 

 


 

 

|曲木(まげき)加工

 

 

 

 

100℃近くある蒸気で長時間熱した木材を取り出し、すぐさま鉄型にはめ込み手作業で木を曲げていきます。

 

少しでも熱が冷めたり水分が乾燥してしまうと木はすぐに固くなってしまうので、この作業にかける時間はおよそ5分程度。一切無駄の無い圧巻の職人技と、木が曲がる時の「メキメキメキ…」という大きな音が相まって、とても迫力を感じました。

 

 

あっという間に202スツールの脚になるパーツの原型が出来上がりです。

 

 


 

 

|切削(せっさく)・研磨

 

 

 

 

曲木加工を行なったパーツは乾燥させた後に、完成のベースとなるラインを内側→外側の順に削り出していきます。

 

 

恐ろしい注意書きを発見。

一瞬の油断が事故に繋がってしまうんですね…

 

 

 

 

切削を終えた部材はカンナやヤスリを使った研磨の工程へ。

 

曲木加工の際に生じた傷やヘコみの修正もこの工程で行います。

 

 


 

 

|組み立て

 

 

 

 

それぞれのパーツが仕上がったら、今度はそれらを組み立てていきます。

 

金属の金具をできるだけ使わず、接着剤で部材同士を丁寧に噛み合わせる様子を見させていただきました。作業を見せてくれた女性の職人さんがあっという間に組み上げていました。

 

 

ボンドの容器はマウントレーニア。

 

 


 

 

|塗装

 

 

 

組み上げられたあとは塗装の工程に移ります。

ここでも組み立ての際に傷やヘコみ、歪みなどが発生していないか、入念に確認して塗装を行うそう。

 

 

着色は1度だけでは終わらないので、何度も塗装と磨きを繰り返します。

それを行うことで仕上がりが綺麗になるだけでなく、滑らかな手触りが生み出されるのです。

 

 


 

 

|縫製・貼り加工

 

 

 

今回は三島家具オリジナル仕様の202スツールに用いたminä perhonenの生地「dop」の縫製から見学させていただけることに。

 

 

2枚の異なる生地を縫い付けてパッチワークのようにして、これを座面に貼っていきます。

 

 

 

座面に生地を被せたら裏側からタッカーで固定し、向きのズレやヨレが起きないように均等に力を加えながら固定していきます。

 

 

 

タッカーを打ち終えたら、次ははみ出した余分な生地をカット。

 

 

 

最後はタッカーの針が見えなくなるよう裏側に布を貼って座面ができあがりました。

 

 


 

 

こうして出来上がったスツールがこちら!

 

 

シンプルなデザインのスツールですが、こうやって製造過程を最初から見学したことで、

細部にわたり職人さんたちの技術や想いが感じられ、今までと見え方が変わりました。

 

秋田木工では量産や効率化ではなく、「長く使える良いもの」をつくるために、

丁寧な手作業と品質を何より大切にしているのが伝わりとても良い経験になりました。

 

 

 

案内してくださった藤川さんをはじめ、快くご対応していただいた職人の皆さま本当にありがとうございました。

(見学後に思わず家具を買ったスタッフも。つくられる過程を実際に見ると欲しくなっちゃいます◎)

 

 


 

 

おまけ「工場内で見つけたNo.202」

 

 

工場内では作業用の腰掛けとして、あちこちに202スツールが置かれていました。

どれもかなり年季が入っていて、傷があったり、座面が破れてしまっているものも。

それでもどのスツールにも味があり、長く使い続けることで、より魅力が増していくものだと感じました。

 

丁寧につくられた家具は、時間の経過とともにその良さを教えてくれる——そんなことを改めて思いました。

 

三島家具オンラインショップで202スツールを見る

 

 

< PREV

BACK TO LIST

NEXT >

CATEGORY

  • すべて
  • アイテム
  • イベント
  • キャンペーン
  • コラム

SHOP BLOG

  • 伊勢崎店ブログ
  • 高崎店ブログ
  • 宇都宮店ブログ
  • 菖蒲店ブログ
  • メールマガジンの購読はこちらから

    RECOMMEND
    おすすめ記事

    RECOMMEND

    【CULTI】おすすめの香り5選|自宅で使っているスタッフに聞きました

      お店に入ると、どこからともなく良い香りが。それはおそらくCULTIです!   香りにも色々な種類があり、どの場所におこうか、どの香りが良いか、、、 と、いうご意見をいただき、スタッフが実際に使用している香りと場所を今回はご紹介いたします!     &nbs…

    RECOMMEND

    失敗しない家具選び:3Dインテリアプランニング体験

      今回はママのためのフリーマガジン「クルール」掲載記事をご紹介いたします! クルールスタッフの伊藤 加奈さんに3Dインテリアプランニング体験していただきました♫   家具選びのポイントは、サイズとカラー選び、そして全体のトータルバランス!「暮らしてから」の心地よさを具体的に想像…

    RECOMMEND

    木製家具の特性とメンテナンス方法、お教えします!

        木製家具の選び方と手入れ   やさしい風合いが日々の暮らしを豊かにしてくれる木製家具。気に入って購入したら、できるだけ長く、愛情を持って大切に使いたいものです。長く付き合う上で知っておきたいのが、その構造と塗装の種類。作られ方がわかると、経年変化…

    RECOMMEND

    古いソファが新しく生まれ変わるまで。ソファの修理工場へ行ってきました。

    暮らしの中心となるソファは、長年使えば使うほどに愛着や思い入れが強まりますよね。 思い出が増える一方で、汚れやへたりがどうしても増えてきてしまうものです。       お客様より、長年使いこんだアイラーセンのソファを修理してほしいというご依頼をいただきました。 「大切な…

    INFORMATION
    お知らせ

    SHOP
    店舗情報

    SERVICE
    サービス

    PROFESSIONAL
    法人のお客さま

    WEB MAGAZINE
    特集・読みもの

    ABOUT
    スタイルについて

    BRAND
    取扱ブランド

    CONTACT
    お問い合わせ

    Copyright © STYLE All Rights Reserved.