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Hans.J.Wegner Vol.6 CH25

ハンス J.ウェグナー展連載企画 第6回

CH25イージーチェアをご紹介させていただきます。

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1949年は、Carl Hansen&Son社にとって大きな意味を持つ年となった。

初めてウェグナーモデルとしてこのイージーチェアと“Y CHAIR”が発表されたのだ。

以後、Carl Hansen&Son社はハンス・J・ウェグナーと共に、数多くのモデルを生む事となる。

CH27をリ・デザインして誕生した“CH25 イージーチェア”。基本的な構造はほとんど変わっていないが

H27ではやや個性的なデザインとなっていたのに対し、このタイプでは背と座がペーパーコードで袋編みとなるなど

デザインはおとなしいものに仕上げられている。ペーパーコードとは紙をより合わせた紐でなく特殊な樹脂で強化したもので、

少々水に濡れても切れない丈夫なものであり“Y CHAIR”を始めとする数多くのウェグナーの作品に使用されている。

ウェグナーの初期の作品には、折りたたみ可能なタイプも含め実に多くのイージーチェアが存在するが、

この椅子もそのひとつである。座面の延長が後脚となっており、全身を預けてゆったりとした姿勢になるため、

非常に高い安楽性を実現している。発表以来“Y CHAIR”と共に現在も生産され続けているロングセラーである。

 

現在生産されているウェグナーの椅子で、背と座面が籐張りのタイプはPPモブラーの“PP512 イージーチェア”のみ。

このCH25 イージーチェアはCH20と共に東京の国立新美術館に多数設置されており、実際に腰掛けることが可能となっている。

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実物は意外とコンパクトです。日本人が座っても違和感がありません。

一脚につかわれているペーパーコードの長さはおよそ400メートルにもおよび、

熟練の職人でも編み込むのに8~10時間もかかるそうです。

座面から流れるように伸びた後ろ脚や、奥へかけて細くなる肘掛のデザインはGETAMAから発表されている

イージーチェアに通ずるものがあり、後ろから見た姿も素敵です。

角度のついた座面に深く腰掛けてしまうと、なかなか立ち上がる気になれません。。。

ぜひ一度お試しください。

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バックナンバーはこちら

Vol.5 Three legged shell chair CH07

 

Vol.4 Kastrap chair CH401

 

Vol.3 Elbow chair CH20

Vol.2 Velrt chair

Vol.1 Peacock chair

 

 

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ハンス.J.ウェグナー展

8月3日~9月8日

場所 STYLE伊勢崎店

群馬県伊勢崎市日乃出町399-1

TEL:0270-25-2829

11時から19時まで

水曜定休日

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