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少し歴史が好きな自分は、飛鳥時代に想いを馳せて奈良県までは行けなかったのでが

上野にある「法隆寺 宝物館」に以前行ったことがあります。

 

その宝物館の外観は、モダンな建物と、どこまでも続きそうな水面が美しい空間でした。

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無知な自分が調べたところ 宝物館の建築士は、20世紀を代表する建築家「谷口吉生」さん。

谷口吉生さんの特徴として建築の全面に水(池)を配することを特徴としているそうで

全面に配した水を含めた周辺環境と一体となった建築のプロポーション。

本当にその通りで、お寺をイメ-ジして行った自分はその美しい建物にすいこまれそうでした。

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中身の文化財としては、正倉院宝物と双璧をなす古代美術のコレクションとして高い評価を受けており

正倉院宝物が8世紀の作品が中心であるのに対して、それよりも一時代古い7世紀の宝物が

数多く含まれていることが大きな特色です。

 

なにはともあれ中に入ってみますと

聖徳太子なので、縁のある仏像の展示が主なのですが、

建築家 谷口吉生さんの「この宝物を1300年前の明りで照らしたい」

「ロウソクの炎のような薄明かりで宝物を美しく見せる」という熱い想いがあり、

その想いに採用されたのが

  • 1836年ドイツで生まれグラスバウハーン社のガラスケ-ス
  • 照明デザイナ- 豊久将三さん

だぞうです。

 

 

確かに・・ロマンを求めると当時と同じくらいの明りで見てみたい・・

最初は、なにも知らないで行ったので

そのロウソクのような薄明かりの照明の中の展示物をみて

「展示物を傷めないための照明なのかな?大切よね」と思いながらも

薄明かりだと眠くなる体質の私は、途中のベンチで眠気を覚ましながらまわりました。

 

 

そんな中、記憶に残っているのが聖徳太子の奥様のの敷物(ラグ)です。

本物? よく残っている物だと感心しながらみてみると

そのラグは、無地の真っ白な色をして綿かウールを叩き込んだラグでした。

サイズは、140x200くらいだったでしょうか?

黄ばんでもなく、本当に真っ白。保存状態がすごいですよね?

だって7世紀のラグですよ1300年前くらいのラグ・・

そんなことないですかね?

ご存知の方が多いと思いますが日本の文化の大半はフロ-リングです・・

畳敷きが登場したのは足利時代ですから。それ以前も以後も戦国時代くらいまでは、フロ-リングの上に身分の高い人は、

畳を1枚か2枚置いて座ったりしてました。飛鳥時代は、畳もなかったでしょうから、ラグなのですかね。

今だと総理大臣の奥様くらいの位なのですから、そんな方がラグを使えたのね。と馳せられました。

 

そんなところで現在のラグは?ありがたい世の中です。自分も使えます。

私のおすすめは、京都でつくっているラグです。名前は「PAラグ」

注文を頂いてから糸を染から始める丁寧なラグ。お客様へ想いを込めてつくります。

ショ-トカットパイルのシャギ-ラグ。遊び毛がほとんどなく、耐久性がとても良いのも特徴です。

色も昔と違い沢山、沢山ございます。

古代に想いを馳せて皆様も寒い冬に脚が冷えないようにフロ-リングに1枚いかがでしょうか?

とても暖かいですよ♪

 

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