Style Renovation

~リノベーションでつくるこれからの暮らし~

 

 

理想の暮らしとは何だろう。

心から納得する暮らしとは何だろう。

仕事への向き合い方、家族との時間。暮らしへの意識が大きく変わりゆくこの時代。

生活に関わるインテリアに多くの人が触れ、より快適な環境を追求する動きが色濃くなりました。

 

「どんな家に住みたいか」

 

「どんな暮らし方がしたいのか」

 

 

そんなことが自然に考えられる環境になってきているのだと思います。

漠然と新しい暮らしを想像するのではなく、何気ない日常を思い描いてください。

朝起きて、コーヒーを淹れる時間。さっと窓を開けて見える景色はどんな景色ですか。

そんな何気ない日常を思い描くことが理想の暮らしへの一歩です。

暮らす人にとって、心から納得する暮らしやすさを考えていきます。

 

自分自身の好みを知ろう

自分の好みとは何だろう。改めて考えると意外と知らないのが自分についての情報です。雑誌やインターネットで見るかっこ良い暮らしが本当に自分の暮らしに合っているとは限りません。暮らしやすい家づくりには自分自身の自分の好みやこだわりを知ることがとても重要です。ご夫婦で話し合ってみると、今まで知らなかった意外なこだわりが見えてくるものです。色々な情報を集めることも大事なのですが、まずは自分と向き合ってみることが心地良い暮らしづくりの第一歩になります。

 

 

 

長年インテリアショップの店頭でお客様からの声を聞いた結果・・・

20年間、みんなのホームをちょっと幸せにするインテリアショップをテーマに、地域のお客様の暮らしをより良くするアドバイザーとして、30,000人以上の暮らしの提案をしてきたからこそ分かること。

それは多くのお客様が、暮らした後に自分が思い描いていた理想の暮らしとギャップがあること。

様々なものを参考にし、理想のイメージを再現したのに、暮らしてみたら意外に使い勝手悪いなと感じてしまう。

そして、日々暮らしながら小さな我慢をしていること。そんな声が多く聞こえてきます。

実際に私自身が多くのお客様に話を聞いてみると、問題点は違えど同じ言葉が出てきます。

 

「想定していなかった。」


「気付かなかった。」

 

家を建てる前の人からすれば、不思議な答えです。

なんでそんなことが起きるのだろう。色々考えて相談すれば良いのに。と感じると思います。

しかし、家づくりには決めることが多く、色々相談したつもりで、練りに練っても見落としてしまっているということがおきています。

必要なのは5年後10年後、子供たちが大きくなった後のイメージから、日常の朝起きてから寝るまでの暮らしのイメージまで
、自分自身の理想の暮らしを徹底的にイメージすることが大切です。

何千何万通りとある暮らしのなかから、見た目のカッコよさだけじゃない、あなただけの理想の暮らしのポイントをお伝えいたします。

 

 

見ているのは他の人の暮らしであり、

自分の暮らしではない。

 

近年、インスタグラムやSNSなどでおしゃれで綺麗な写真は見つかるようになり、こんな雰囲気の暮らしがしたいと理想を容易に思い描くことが出来るようになりました。

しかし、それらを参考にしただけで、自分の理想のイメージが出来た!と決めてしまうのは大変安易だと思います。

 

その理由は

「見ているのはあくまでも他の人の暮らしであること。」

 

家づくりのスタートラインで、夫婦や担当営業とのイメージ共有には大変有効ではありますが、他人の暮らしの一部分を切り取っただけのイメージを繋ぎ合わせても、決して自分の理想にはなりません。

10人居たら10人の理想の暮らしがあり、趣味趣向が違う方にとっては同じ家でも全く別物の家になってしまいます。

自分自身が満足する暮らしと、SNSや雑誌に載っている暮らしの本質までは、あくまで違うということを理解し、自分の理想の暮らしとは何かを本質から深く考えることで、まず家づくりの第一歩なのです。

 

 

他人にとって些細なことが、

自分にとって大切なこと

自分の理想の暮らし方のなかで、譲れないものは何か。

これが明確に人に伝えれるまで固まっていたら、理想まであと一歩です。

私自身が家づくりをした時の話を少しさせていただきます。私にとって、家づくりのコンセプトはなんですかと聞かれた時の答えは、

【シンプルで生活感を感じさせないけど、

暮らしやすい家】 

これです。

 

生活感を感じない=物が少なく、すっきりしていてまとまりがある。雑誌の表紙に載っているようなおしゃれな家

 

暮らしやすい=使いやすいものが近くにあり、実用的で暮らしやすい家。子供が居るとおもちゃなどが雑多なイメージ。

 

この相反する所をどう実現していくのか。シンプルとは何かを徹底的にこだわりました。

 

大事にしたポイントは7つ。

①シンプルのイメージ共有。 奥さんのこだわりポイントと自分のこだわりポイントを確認。ここ大変重要!!

②床・建具・壁紙・巾木などの素材感をコンセプトに合わせ統一する

③景観を大事にしたい。中と外との繋がりをあるようにしたい

④照明の数・種類・配置の徹底

⑤スイッチ・コンセント位置の徹底

⑥どこまでがプライベートルームなのか。何を見せて何を隠したいのか

⑦無駄な廊下はいらない

 

特に印象的で細かいなと思ったポイントは

 

【スイッチ・コンセントの場所を徹底してこだわる。】

 

これは奥さんには伝わりにくいポイントでした。

 

実際、打合せ中何度も奥さんにもそここだわる?と聞かれ、そんなの暮らさないと分からないよと言われたのが記憶に新しいです。

その後暮らし初めてから何年か経過し、今となってはあの時にこだわっておいて良かったねといわれる一番のポイントになっています。

 

そうなんです。「暮らさないと自分にとっての暮らしやすいポイントは分からないのです。」

 

大事なのはそのポイントを暮らした後気付くのではなく、暮らす前から気を配り、形にしていくことが大切です。

もちろんこだわりのポイントは住む人によってもちろん異なります。

その為に些細なことまで話してください。その中に自分自身が気付いていない暮らしへのこだわりが見つかります。

しかし、それは本当に些細なことで、他の人から見たら気付かないようなことなのです。

でもそんな些細なことが、自分たちが一生暮らしていく中で重要なことなのだと思います。

 

 

暮らす前のイメージと暮らした後のイメージのギャップを限りなく0にする

暮らし始めて何年かして、あぁこんなイメージじゃなかったな。掃除道具がまとまってるのは良いけど、掃除の度に取りに行くの大変だな。

空気清浄機を置きたいのに近くにコンセントが無い。洗濯物を出し入れするのが遠いな。あまりこの部屋使ってないな、などなど。

日常の中にはちょっとしたことが気になってストレスになることがあります。

こんな思いをしながら暮らすことはしたくないし、思ってもすぐには建て直せません。

 

「思っていたのと違う。」 「思ってもいなかった。」

 

これが実際に、新居に住むお客様が多くいらっしゃるインテリアショップで働いていて聞こえてくる残念な声。

 

 

 

ここで皆さんに徹底して欲しいこと。私自身が徹底していたこと。

「何気ない日常の動きを何回も何回もイメージする。」

これからの理想の雰囲気をイメージし、日常のイメージが重要です。朝起きてから、寝るまでの日常を切り取りイメージします。

 

どんな日常を想像していたの?と聞かれることが多いので、

私の場合はどんなイメージをしていたかお伝えします。

 

~朝起きた時~

・朝起きた時はどんな起き方をしたいだろう。

・自然な朝日を浴びながらゆっくり目を覚ましたい。

・ただ、夏は朝日の暑さで起きたくないな。

・寝室では起きるスイッチは入れず、顔を洗うときに起きるスイッチを入れたいな。

・リビングでカーテンを開けると、外の自然な風景が見えるのが良いな。

 

こんなイメージを実際にどう反映したか。

寝室は間取りの北側に配置し、夏は朝日が強くなりすぎず、冬でも光を部屋全体に広げるように広めの高窓を設置。

洗面所にも高窓から朝日が入るようにし、顔を洗いながら、朝日を感じられるように。ここでスイッチが入ります。

リビングでサッと窓を開けると目の前には一面の田園風景。

この自然な風景をより楽しむために窓は大きめに。風景に溶け込むように窓周りのフレームはなるべく目立たないものを選定。

 

 

~ソファに寛ぐ時~

・ソファに座るだけでなく、床に座ることも多いかな。

・座りながら、何か飲んだり食べたりするだろうな。

・座りながらここで携帯を充電したいな。

・テレビの配線はほこりがたまるのが嫌だな。

・正面に見えるテレビとテレビボードの配線見えないようにすっきりしたいな。

 

この場合はどうだったか。

ソファに座ったり、床に座ったり出来るようにラグ(絨毯)を大きめにレイアウト。

子供が走り回ったり出来るようにし、ゆくゆくは一人掛けを置くイメージで余白を残す。

ソファ横の導線も、ドリンクなどを置くサイドテーブル設置したことを踏まえた計算で、導線を確保。

携帯充電の配線も導線の邪魔にならないよう、壁ではなくソファ下に配置。

テレビボードの後ろに配線が溜まらない様に、購入するテレビボードの配線穴位置の真後ろにコンセント設置。

隙間を無くしすっきりほこりもかぶらない様に。

 

 

~掃除の時~特に掃除機

・掃除機を収納する所はどこだろう。

・形はコードタイプ・コードレスタイプ・ロボットタイプどれにしよう?

・どこで使うのが一番多い?どのくらいのペースで使う?

・動かすのが楽なのが良い。子供が汚した時にすぐ使えて出しやすいところが良いな。

 

 

アパートではコード式だったが、この機会に動かしやすいコードレスタイプに変更。

1日と1回と使用頻度が多いリビング・ダイニングに収納出来るよう配置。

収納場所にはコンセント配置し、しまいながら充電できるようにを設置。

 

~就寝する時~

・寝室は寝る以外では使わないだろうな。

・奥さんは化粧は寝室じゃなくて洗面台だな。

・明るさはあまり必要ないけど、本読んだりはするかな。

・携帯の充電は枕元でしたいな。

・ホテルのような寝室にしたいな。

 

寝室には天井照明は設置なし。

寝るための部屋なので、直接光が目に入らない様に壁付照明のみ設置。

絵本を読んだり、読書も出来るように照明の高さを考えながらも、ここも直接光が目に入らないデザインを選定。

枕元で携帯が置けるようにベッドサイズを決定後コンセント位置を確定。

枕側の壁のみアクセントクロスを貼り、落ち着きながらも締まる空間に。

 

改めて見ると、奥さんが細かくて嫌になるのも分かるほど、色々考えていたなと思います。

(※ここで夫婦間の考えの相違やストレスを感じて、意見を言わなくなることは多いです。ただ後々大変ですから、相手のことを想い合いながら、喧嘩しないように話をしていきましょう。)

このような本当に何気ない日常の動きを何回も何回もイメージすることで、後悔しない理想の暮らしに近づけます。

 

 

私たちはあなたの声を聴きます

家づくりをしていく上であれもやりたいこれもやりたいとたくさんの理想が出てきます。

その希望の全てを叶えられたら、もちろん理想に近い家になるはずです。そして理想の資金計画があります。

打合せでは、なんでそんなことを聞くの?というような日常の暮らしの話を聞かせてください。

その中に理想の資金計画内で、理想の暮らしに近づくヒントがあります。

私たちは可能性を提示し続けますので、欲張りにわがままを言ってみてください。

 

インテリアを通した暮らしやすい空間づくり

スタイルのリノベーションでは、長年のインテリアコーディネートの経験をもとに、家具や照明、カーテンやブラインドのセレクト、お持ちの家具の生かし方まで、お客様のライフスタイルに合わせてご提案します。

設計段階からインテリアを考えることで多くのメリットが生まれます。

インテリアを空間と共に想像することで、初めて心地の良い空間と時間が実現されます。

絶対に譲れないものは何か、暮らし方にどんな特徴があるのか。

今と将来への想像力を膨らませて、あなただけのコンセプトを決めましょう。

そのコンセントを中心にインテリアを決め、動線を考え、間取りを決めていきます。

Renovation Team
施工会社×設計士×STYLE

インテリアコーディネートという形で、お客様の暮らしづくりを共に創ってきた協力会社から施工業者をお選びいただけます。

施工・設計・インテリアのプロが0から家づくりをお手伝い致します。

協力会社:studio KAPPA・株式会社 翼創建・テクトン建築設計事務所・株式会社 ひとつぼし・HIRO建築工房  etc 50音順

 

暮らしやすさにこだわる「高気密・高断熱」

見た目だけの素敵な暮らし風からの脱却

家も家具も見た目・デザインから入ってしまうことが多いですが、しっかりとした情報と知識を知ることで全く違う見方が出来ます。断熱の種類、冬夏の寒暖差、建ててからでは見えない部分だからこそ、理解し、選択することが大切です。

 

神は細部に宿る

掃除道具からスイッチの細かいところまで

ドイツの建築家ミース・ファン・デル・ローエが語った言葉でもあり、細部の至るところまでこだわることで、全体の完成度が高まります。

他の人から見たら些細なことでも、あなた自身が考え抜いたそのこだわりが世界にひとつだけの家を創っていきます。

 

Renovation Material

部屋全体の雰囲気を決めるポイントは内装にあります。壁、床、建具、巾木に至るまで、これらを素材から徹底的にこだわることで、家具との調和がとれるのです。高額な物が良いかというと一概にそうとは言い切れません。メーカーごとの特徴を理解し、素材の特性を活かし、造り上げていきます。

 

1.床

日常生活の中で一番肌に触れる場所である床。素足で感じることのできる自然な温かさは、見た目だけでなく素材感までこだわることで実現できます。無垢材フローリングなら、家具と同じように経年変化で味わいのある風合いになっていきます。同じ素材でも板の張り方一つで表情が変わるおもしろさもあります。

 

出典:神谷コーポレーション株式会社

2.ドア・ドア枠

全体のデザインに影響があるドア。色と形だけで決めてしまうことが多いが、選び方で大きく暮らしが変わります。無駄な枠・線を無くすことで、部屋全体の洗練さをだす効果の、天井までのハイタイプドア。経年美化のヴィンテージのドアなどは壁との色の差をを出し、枠を目立たせることによって、目線を持っていく効果もあります。部屋ごとの使い方、気密の取り方を考え、暮らしに合わせたドアを選びます。

 

3.巾木

壁面の保護という機能を果たしながら、部屋の印象を大きく変えることのできる巾木。一般的にあまり知られておらず、新築購入後の御客様でもどの部分のこと?と言われることがあるぐらいです。小さく目立たせず、スッキリしてモダンな印象にしたり、反対に高さをだし巾木をあえて見えることでナチュラルな雰囲気の部屋に仕上げたりします。巾木の高さ、素材までこだわることで、理想の家づくりへの一歩になります。

 

4.照明

照明は「空間を明るくする」事と「空間を素敵にする」事が主な役割です。日本も昔ながらの一室一灯ではなくなり、ダウンライト(天井につける照明)が主になっています。ただそれだけでは、明るくするという役割のみで空間を素敵にするという点ではまだまだ不十分なのです。位置も数もバランスが非常に大切で、例えば寝室なら、ベッドサイズ・向きを決めておけば、寝る体勢の時に直接光が目に入らないようにしたり、ベッドに入ったときにちょうど枕元に調光スイッチがあるなど、ストレスなく暮らせます。必要な時に必要な場所に必要な光をご提案致します。

 

5.スイッチ・コンセント

生活に欠かせない部分のため、特に生活感が出やすいポイント。使うとき無いと困るからと余分につける方が多いですが、使うかもと安易に考えてしまった場所はあまり使わない事が多いです。夏に扇風機はリビングに置く?掃除機はコードレス?キッチン周りの家電の数は?どこで携帯電話は充電する?などなど、住む人の生活スタイルに合った適正な数・場所をご提案します。日常生活で無意識に触れ、感覚で使う場所だからこそ、生活感の差がでるポイントです。

 

6.造作家具

造作の一番のポイントは既製品にはない使い勝手良さ。既製品で素材感や仕様で少し気になるけど仕方ないかと目を瞑ってしまうことが多いですが、後々やっぱりここ手を加えれば良かったという声が多いです。素材も全体の素材に合わせ制作することにより全体の統一感を演出できます。棚や階段からキッチンなど、ここだけは譲れないというポイントで自分だけの家具が制作出来ます。

納品事例

新築住宅(M邸)

 

 

 

オフィス リノベーション 

 

 

 

シェアハウス リノベーション